7/15 オペ(アストラosseospeedTXと暫間インプラント)

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今日の患者様は60代の男性。

元々、上顎に動揺の大きな歯が4本残っていた方で、当院で1か月ほど前に抜歯し、総入れ歯を使って頂いておりました。

 

この患者様の場合は、抜歯と同時にインプラント埋入するよりも、1度傷口が安定するまで様子を見た方が良いと思ったので、抜歯から1か月ほど経過観察し、今日、ようやくインプラント埋入になりました。

 

オペの事前にシンプラントでシュミレーションし、サージガイドを発注。

スウェーデン製アストラテックosseospeedTXの直径4.0mm長さ11mmを4本、直径3.5mm長さ11mmを4本。

静脈内鎮静下でサージガイドを使い、合計で上顎に8本埋入しました。

 

今日のオペの中で、普段と違う点は、暫間インプラントを5本埋入したことです。

暫間インプラント

暫間インプラントとは、本来のインプラントとインプラントの間に埋入する細いインプラント(ミニインプラント)で、本来のインプラントが顎骨に固定されるまでに仮歯をセットするために用いる一時的なインプラントと思って下さい。

 

患者様の骨の状態が良好な場合は、即時荷重が適応出来るケースもあり、本来のインプラントの上に、当日仮歯をセット出来ることもあるのですが、骨の状態がよろしくない患者様には仮歯をセットせず、本来のインプラントへの負荷をなくしてあげることの方が、インプラントの固定を確実にすることが出来ます。

が、その間はインプラント埋入部分に当たらないよう調整した総入れ歯を使って頂くくらいしかありません。

 

インプラントを希望される方の理由の1つでもあり、「総入れ歯はイヤ」と仰る方の比率の高さを考えると、僕としては「出来るだけ仮歯を入れてあげたいなあ」と思う訳です。

 

そういう患者様のために開発されたと言っても過言ではないのが暫間インプラント。

インプラントが安定するまで暫間インプラントに仮歯を支えて頂くことになります。

当院で使用している暫間インプラント(ミニインプラント)はインプラテックスのMK-2 MTI イントロダクトリーというものです。

 

暫間インプラントは本来のインプラントよりも直径はかなり細く、本来のインプラントの固定を確認したら「お役御免」で撤去するものですから、埋入と同時に仮歯をセットして、負荷をかけて、暫間インプラントが多少グラグラしても問題はない訳です。

本来のインプラントの固定を確認出来るまでの期間(最長でも6か月)だけ、仮歯を機能させて貰えればいいのです。

 

実は、ここだけの話ですが、今日の患者様のお見積の段階ではインプラント6本で済むだろうという予定でした。

お見積後、シュミレーション段階で8本必要なことが発覚しましたが、当院はお見積以上の料金は頂かない方針ですから、インプラント本体の料金は6本のまま8本埋入。

 

オペの当日、患部を切開し、骨の状態を確認したところ、仮歯をセットするためには骨の状態が予想より思わしくない状態だったので、急きょ暫間インプラントを使うことにしました。

が、これもお見積段階では話をしていませんでしたし、僕の判断で追加したことですから、こちらも料金は頂いておりません。

 

はい、ブログをご覧の皆様の予想通り、スタッフから

「追加料金を一切貰わないって、儲ける気ありますか?!」

と怒られたのは言うまでもありません(泣き)

 

7/14 2症例目のオペ(アストラosseospeed TX)

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本日2症例目の患者様は50代の男性。

右下5番6番7番部が欠損の方でした。

 

骨幅、骨の高さも十分ありましたので、特に問題なく右下にスウェーデン製アストラテックosseo speed TXの直径4.0mm長さ9mmを2本埋入しました。

(CTで確認した際、11mmだと下歯槽骨に近くなりそうだったので9mmを選択)

 

鎮静も必要ない患者様でしたので、特にブログに記載することはなく、何事もなく無事に終了致しました。

 

7/14 インプラントオペ(ストローマンSLActive)

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今日の1症例目の患者様は50代の女性。

2年ほど前に左上5番6番7番部の欠損で、入れ歯を作成された方でした。

 

入れ歯の調子が悪いという訳ではなかったと思うのですが、やはり「入れ歯はイヤ」ということで、インプラントにすることを決められました。

 

左上の5番7番部にスイス製ストローマンSLActive直径4.1mm長さ8mmを2本埋入。

事前にCTでシュミレーションして、シンプラントでサージガイドを作成していたので、ドリリングの難易度も高くなく、短時間で埋入して無事に終了しました。

 

今日の1症例目は鎮静もなく、オペが速やかに終わりました。

2症例目も手際よく終われるよう、頑張ります!

 

7/9 CGFを使ったソケットリフトのオペ

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今日の患者様は、右上奥歯4本欠損の60代女性。

右上の6番部は当院で4か月前に抜歯しました。

今日のオペは鎮静なしです。

 

オペ前にCTを確認すると、4番5番部の上顎洞までの距離は十分あり、特に問題はありませんでした。

6番7番部は1~2mmほどしか骨がなく、6番部は抜歯後4か月なので顎骨も軟らかくてインプラントの固定が難しそうな状態でした。

 

で、6番部の代わりに7番部へインプラントを埋入するために、7番部の骨の硬いところにソケットリフトを行いました。

 

オペの直前に患者様から採取した血液を遠心分離器にかけて生成したCGFを、ソケットリフトの部分に填入し、そこにインプラントを埋入しました。

一応、固定を確実にするため、スーパーボンドで3本とも固定し、オペは無事に終了しました。

 

ちなみに、上顎洞底までの距離が1~2mmという短い距離の人の場合は、一般的には抜歯時にサイナスリフトを行い、人工骨(Bioos)などを填入し、骨造成の安定するまで(6か月ほど)待ってからインプラントを埋入します。

インプラントの固定が安定するまで4か月待ってから冠(上部構造)をセットするので、トータル1年近くかかる訳です。

 

しかし、当院では抜歯後4か月程度で冠をセットするという、短期間オペを提供させて頂いております。

おかげさまで、と言っていいのかどうか分かりませんが、患者様(特に女性の患者様)からは「歯のない期間が短くて済む」「総入れ歯だと老けて見えるから嫌だったんです」と、感謝されることが増えました。

 

このやり方でアンチエイジングまで満足頂けるとは思ってなかったのですが、患者様に喜んで頂いてるようで、僕もうれしいです。

7/8 鎮静ありのオペ(ストローマンSLActive)

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本日の患者様は50代の女性。

以前、当院で下顎の両側に4本のインプラントを埋入された方で、その時もドルミカムで鎮静してオペをさせて頂いた方です。

 

今日も生理食塩水にセフトリアキソンナトリウム(抗生物質)とデキサート(副腎皮質ホルモン)を一緒に混入し、点滴しました。

鎮静の項かが現れるまで15分程度様子を見て、オペを開始させて頂きました。

 

今日の部位は、左上4番と6番部位です。

 

4番部は骨の高さも十分ありましたので、直径4.1mm長さ10mmを埋入。

6番部はCTで確認した段階で、上顎洞底までの距離が5mm程度しかなかったため、3mmほどソケットリフトを行い、直径4.1mm長さ8mmを埋入。

 

最後にアネキセートで覚醒して頂き、無事に終了致しました。

 

 

ここのところ仕事が忙しく、オペブログを書き損ねていました。

先月の半ばから書いていないので、多分10症例以上あったはずなんですが・・・。

人の顔や名前を覚えるのが苦手な僕は、スタッフに患者様のカルテを探して貰うことすら出来ません。

口腔内を診れば、どんな治療をしたか、どんなオペか、インプラントの種類まで思い出せるのに(笑)

 

「アポ帳をさかのぼって調べて、カルテを出して下さい」

とスタッフにお願いしたら、みんなから

「オペしたその場で下書きくらい書いておけば、余計な手間をかけなくて済むんです!」

と、怒られるのが予想出来るので、この半月くらいのオペブログは省略ということで・・・・(反省)