3/22 今日のオペ

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3/22(土)の患者様は、入れ歯の相談に来られた方でした。

 

下顎には左下に1本、歯が残っている状態。

「入れ歯のバネが、その歯に付いてるからOKなんだけど、右側が浮いてしまう。下の入れ歯を外れないようにして欲しい」というお話でした。

 

全部をインプラントにしたい訳でもなく、入れ歯でも構わないと仰る患者様でしたので

「右下に1本インプラントを埋入して、入れ歯用のアタッチメントをつければ、右側が浮かなくなりますよ」

と提案してみたところ、患者様は納得されたようでした。

 

オペの当日、右下3番部位にスウェーデン製アストラティックインプラントOsseospeed TXの直径3.5mm長さ11mmを1本埋入。

骨幅、骨の高さは十分にある方でしたので、何も問題はなく無事に終了致しました。

 

僕の診療ポリシーは、患者様の希望に極力添えること。

歯の状態にもよりますが、残っている歯を無理に抜歯してインプラントを勧めるようなことは致しません。

 

「だから、儲からないんでしょ~」という声が聞こえてるような気がしますが、僕は歯医者です。

歯医者は医療人だと思っているので、商売根性丸出しにはなれません(苦笑)

3/17 今日のオペ

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今日の患者様は、3か月くらい前に抜歯された方です。

抜歯後、3か月の間に骨の高さが変わってしまい、抜歯部だけが周りの骨より骨吸収していました。

オペ前のCTやレントゲンでは以下の図のような状態だと思っていたのです。

骨吸収予想

歯の抜けた部分だけ骨がなくなっている、穴の開いた状態を想定していたのです。

 

ところが、実際にオペを開始してみると

骨吸収イラスト

こんなイメージ図で分かるでしょうか?

穴ではなく、壁になる部分がなく、骨補填材を詰めることが出来ない状態です。

 

右上4番部にスウェーデン製アストラティックインプラントOsseospeenの直径3.5mm長さ11mmを埋入後、セラソルブとボーンタイトのmixをチタンメッシュとボルトにより固定。

そうです、インプラント埋入と同時に、骨の高さを周りと均一になるような骨整形も行いました。

 

予定時間をオーバーする処置を行ったため、オペ終了後の予約診療の別の患者様には少しお待ち頂くこととなりました。

オペ前に予見出来ないケースだったので、大変でした。

 

当院では、こんなに大変な骨造成(GBR)の費用も一切頂かず、インプラントの費用15万円のみです。

あ~・・・またスタッフに「儲ける気、ないでしょ!」と怒られます(泣き)

3/12 今日のオペ

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今日の患者様は60歳くらいの女性で、ぐらぐらの前歯が4本くらい残っていたのですが「総入れ歯はイヤ」とのことで来院されました。

まず、CTで上顎の状態を確認したところ、左右上顎洞底の骨幅が2mmくらいしか残っていないようでした。

 

普通の歯科医院のインプラントの順番ならば、

1、左右上顎洞に骨補填材を埋入

2、6か月ほどの経過観察後、インプラント埋入

3、更に4か月ほど経過観察してからの冠セット

ということは、最低でも治療終了までに10か月はかかります。

 

 

しかし、当院(堺インプラントセンター)では、そのような患者様でも、総入れ歯の期間を一切なしで治療します。

1、インプラント埋入

2、埋入と同時に左右上顎洞にCGFを入れる

3、その場でTek(仮歯)をセット

そうです、インプラントのオペ当日に仮歯を入れて帰って頂けます。

 

今日の患者様も前歯部に骨幅がなく、奥歯は骨幅はあるけど、上顎洞底までの骨の高さが2mmくらいしかないという難しいケースでしたが・・・。

インプラントを10本埋入し、即時に仮歯をセットして無事に終了致しました。

総入れ歯の期間がないのは、見た目を重視する女性にはお勧めです。

 

3/11 今日のオペ

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今日の患者様は下顎左右2本ずつ、スイス製ストローマン社の最新インプラントSLActiveの直径4.1mm長さ10mmを埋入しました。

 

CTで確認すると、骨幅も骨の高さも十分にあったので特に問題はなく、モニターを見ながらドルミカムで鎮静し、施術終了。

アネキセートで覚醒して頂きました。

 

ストローマンのSLActiveインプラントは、4週間で冠をセットOKという、早期に骨が結合するというものです。

特に調べた訳ではありませんが、正規販売ルートで購入した歯科医院の中で、堺では患者様への提供が一番早かったのではないかと思います。

 

4週間後に骨との結合の経過を確認するのが楽しみです。

 

3/10 今日のオペ

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今日は2症例あります。

午前中と午後からのオペだったので、連続ではありません。

 

<1症例目>

この患者様は左下6番部に日本製マイティスアローを1本埋入しました。

CTを見たところ、骨の高さは下歯槽神経まで十分あったのですが、骨幅が細かったため少し拡大しました。

今回はドルミカムで鎮静しながら、モニター確認でオペを行いました。

無事に何事もなくアネキセートで覚醒して頂き、終了しました。

 

<2症例目>

本日2人目の患者様は50代の男性で、左上2本だけ歯が残っているだけで、残りは入れ歯という方でした。

 

CTで見ると、左右臼歯部は上顎洞までの距離や骨幅は十分ありましたが、前歯部の骨幅のないような状態でした。

いつものように、骨幅のない患者様には水口インプラント方式の骨拡大器具を用いてスプリットクレストを行い、前歯部に直径3.3mm長さ4.0mmを3本と、左右の臼歯部には直径4.0mm長さ8mmを4本埋入しました。

埋入したインプラントは全てマイティスアローです。

 

ドルミカムで鎮静し、モニターを見ながら施術。

オペは何事もなく、アネキセートで覚醒して頂き、終了致しました。

 

 

3/7 今日のオペ

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3/7(金)の患者様は40代の女性で、上顎無歯顎の方でした。

1か月ほど前、ぐらぐらの歯が5本ほど残っていたので、当院で全て抜歯し、同時に総入れ歯を装着していました。

 

左右の上顎洞までの距離は2mmくらいしかなく、他の歯科医院だったら「無理です。お帰り下さい」と言われるようなケースだと思われます。

しかし。

ここは堺インプラントセンターの腕の見せ所。

 

3/7のインプラント埋入オペの当日に、まず患者様から血液を採取。

遠心分離機に血液をかけ、CGFを作成。

(CGFについての説明は、以前のブログ2/26 今日のオペ参照)

インプラント10本埋入と同時にCGFを左右上顎洞に填入し、その場で仮歯10本分を装着し、無事に終了致しました。

 

 

CGFは骨新成の際に有効な方法だと思います。

感染症のリスクも少なく、既存の骨補填材より拒否反応も少ないので、極度の貧血の方じゃなかったら、お勧め致します。

 

来週も、このような症例の方で、インプラントを10本埋入手術の予定があります。

これで3週間ほど、週1で同じような症例のオペが続くことになりました。

少し大変なんですが、頑張ります!

 

と、ここまで書いて診察をしていたら、今日もインプラントの相談に来られた患者様で同じような症例の方が「じゃあ、そのやり方でお願いします」と、オペを決めて帰られました。

4週間続くことになりました(汗)

 

3/4 今日のオペ

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今日の患者様は、右上6番7番部にアストラティックインプラントOsseospeed TXの直径4.0mm長さ9mmを2本埋入しました。

ドルミカムで鎮静し、モニターを見ながら施術。

この患者様の骨幅、骨の高さ共に十分ありましたので、問題なく無事に終了致しました。

 

今回のオペブログ、あっさりしすぎですかねぇ?

 

2/27 今日のオペ

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今日の患者様は、他の歯科医院で上の歯を5本抜いておられ

「入れ歯はイヤ」と仰る方でした。

 

この患者様には右上1番左上1番3番部位に、スウェーデン製アストラティックインプラントOsseospeed TXの直径3.5mm長さ11mmを3本埋入しました。

 

3本の埋入予定部位の骨の高さは十分にありましたが、右上1番部と左上1番部の骨幅がなかったため、いつもの水口インプラントセンター方式のスプリットクレストの器具を使い、骨幅を拡大して埋入しました。

 

今日の患者様も鎮静はなし、モニターのみでオペを行いましたが、何事もなく無事に終了致しました。

 

最終的には、前歯5本セラミック冠をかぶせる予定です。

2/26 今日のオペ

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今日の患者様は初診の段階で

「上にぐらついてる歯が3本しか残ってないけど、総入れ歯はイヤ!」

と仰る方でした。

 

患者様のご希望に添えるかどうか、CTを撮影してみたところ

左右両方ともに骨の高さがなく、上顎洞までの距離もなく

右上の6番7番部で4mm程度、左上6番7番部で3mm程度しかない状態でした。

 

とりあえず、残せない状態だった3本を抜歯し、患部の経過を観察。

ようやく落ち着いたので、2/26にAQBインプラントを10本埋入しました。

 

埋入時、左右の6番7番部には、患者様の血液から作ったCGF(注)を入れ、ソケットリフトを行い、即時に10本分のTek(仮歯)を入れ、終了しました。

 

*CGF(Concentrated Growth Factorsの略)とは

血小板・成長因子が豊富に含まれた、完全自己血液由来のフィブリンゲルです。

添加物を一切用いないので、感染リスクが低減されます。

次世代の完全自己採血による血小板濃縮フィブリン製剤として、
歯科分野や再生医療など多くの分野での応用が期待されてます。

 

 

と説明を入れても、医療関係者や歯科業界以外の方には分かりにくいと思います。

僕なりに分かりやすい説明をさせて貰うとしたら、次の通りです。

 

従来、骨を補う治療の際には、自分の骨を移植するか、人工の骨を使うという方法が取られていましたが、骨の移植は患者様への負担が大きく、人工骨は安定しない可能性もありました。

CGFなら自分の血液を使うので感染症のリスクも少なく、負担も少ない上に治癒を促進させる効果も期待出来ます。

 

 

今日の患者様のように、骨量が極端に少ない方には再生医療の最新であるCGFを用いる方がリスクを軽減出来ると、僕は思います。