堺市のインプラント│湯川歯科医院

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2014年9月の記事一覧

2014.09.22

ケースプレゼンテーション試験(その4)

僕が学生時代にお世話になった焼き鳥屋さん。

今は立派な社会人、歯科医師3名がのれんをくぐります。

 

学生時代は余り意識したことなかったのですが、さすが関東。

大阪にないメニューが結構いっぱいありました。

新橋焼き鳥屋

ホッピーの黒と白、2種類、エシャロット、くさや・・・。

僕は関西との違いを受験ドクター仲間2名に話してあげたりしながら、それらをオーダー。

 

【余談】この話を帰ってからスタッフに話していたら

「エシャロットは大阪でもデパ地下なら確実に売ってますし、くさやも真空パックなら大きなスーパーで買えます」とのこと。

ネット通販もあるし、今は関西と関東の違いは、段々なくなってきてるのかも知れませんね(汗)

 

 

 

なんだかんだで、1時間ほど焼き鳥屋でお酒を飲みました。

「次はどうする?」と2軒目を考えたのですが、明日の試験のことを思い出した受験生ドクター3名。

ここは1つ、大人しくカフェでお茶でも、という話になり、新橋のツタヤに行くことにしました。

 

このツタヤ、本屋とコーヒーショップが併設してあるんです。

以前TVでやっていたように、本を読みながらコーヒーが飲めて便利な店舗。

なんと言っても、本を買わなくてもタダ読みが出来るカフェ(笑)

立ち読みではなく、座り読みが出来て、コーヒーまで飲める!

(但し、コーヒーは有料)

 

図書館のように静かに本を読むだけではなく、基本がカフェなので、普通に談笑出来ます。

ここでちょっとだけ雑談して、それぞれの宿泊先へ解散の流れとなりました。

 

僕の宿泊先はホテルサンルート新橋。

明日の試験に備えるため、マッサージを呼んで40分ほど施行して貰いました。

 

少しリラックス出来たので「明日は東京そばを食べようかな?」とか

「TVで見た立ち食いステーキ屋にも行ってみたいな」とか考えてるうちに

風呂に入るのも忘れ、そのまま寝てしまいました。

 

新幹線で爆睡してきたのに、リー即寝れる僕は幸せ者です、はい(笑)

 

ーーー当日編へと続く

 

2014.09.19

ケースプレゼンテーション試験(その3)

時刻表通り、20時23分東京駅に到着。

日本の鉄道の、時間取りの運行に感心しながら電車を乗り換え、新橋駅にようやく到着。

 

既に臨床器材研究所の受験生ドクターのメンバーは、駅前で僕の到着を待っておられました。

新橋駅前

 

「遅くなりました~!すみませ~ん!」

普段、院内ではスタッフから「院長の声はでかい!」と呆れられますが、遅刻した謝罪は大声に限ります。

 

「この辺でどっかいいとこありますかね?」

「新橋って焼き鳥屋のイメージが(笑)」

「知らない店はちょっと・・・」

 

僕は大学が関東だったので(皆さんご存知の日本大学松戸歯学部)、大学時代に行っていた焼き鳥屋へ案内することにしました。

 

関東で下宿していた僕は、運動部系のクラブに所属していたので、いつもお腹を空かせていました。

大阪に比べて、何もかも値段が高く感じるので、食費を抑えるのに一苦労しました。

友人との飲み会も、新橋に来れば安い居酒屋や焼き鳥屋などが沢山ありますので、しょっちゅう新橋付近でお世話になっていました。

 

今は仕事を持つ社会人なのですから、もう少しいい感じのお店を紹介するべきなのでしょうが、学生時代に培われた貧乏性が頭をもたげてしまうのです。

世間では、それなりの収入があると思われている歯科医師3名。

新橋駅前の焼き鳥屋にGO!(笑)

 

ーーー続く

 

2014.09.18

ケースプレゼンテーション試験(その2)

東京へ向かう新幹線のぞみの中で、がっつり爆睡していた僕。

恐らく1時間半ほど寝ていたと思われます。

 

夢の中で、SKEと新幹線内で遭遇していた僕を現実の世界に引き戻したのは、マナーモードにし忘れた携帯メールの着信音。

 

新横浜駅到着前だったので、熱海あたりを通過していた頃でしょうか?

臨床器材研究所で一緒に勉強してきた受験生ドクターからのメールでした。

「19時半に着きました。新橋駅には何時集合ですか?」

あ、いや、まだ僕は新幹線の中なんですけど(汗)

 

慌ててメールを返そうと思えば思うほど、余計に文字が打てません。

「あれ?!なんで漢字が出ない?!(汗)」

焦れば焦るほど、僕の機械オンチに拍車がかかります。

 

東京駅には20時23分着。

スムーズに乗り換え出来れば新橋駅には20時50分には到着出来そうです。

「20時50分駅前集合」

たったこれだけの文字を入れるのに悪戦苦闘。

 

送信完了画面を確認していると、新横浜駅到着のアナウンスが・・・。

10文字ほどのメールに10分以上携帯と格闘していたことになります。

 

東京駅まであと30分弱。

残りの時間は膝の上に広げたままの口腔インプラント治療指針の本を、必死で読むことにしました。

インプラント指針

 

 

新幹線の中で勉強しようと思って取った、のぞみのグリーン席。

結局、2時間半のうち、1時間も勉強していなかったという事実(汗)

 

ーーー続く

 

2014.09.17

ケースプレゼンテーション試験(その1)

先週予告した「東京珍道中」を時間のある時に報告させて頂きます。

 

ーーーーー

9月10日(水)日本口腔インプラント学会ケースプレゼンテーション試験のため、夕方17時50分に新大阪発、東京行の新幹線のぞみ9号車に乗車。

 

はい、そうです。新幹線のぞみの9号車はグリーン車です。

行きの新幹線

 

ケースプレゼンテーション試験には「もれなくついてくる」口頭試験のための勉強をしようと思い立ち、一般席より静かであろうグリーン車を予約しておいたんです。

(僕、実はグリーン車、初体験)

 

実は学生時代から、計画的に勉強をしたことがない僕は、試験の寸前じゃないとやる気の出ないタイプ。

(「実は・・・」って、前からそういうタイプでしょ?!ってツッコミ禁止!笑)

 

「いよいよ」「行きの新幹線の中」というシチュエーション、否が応でも勉強せざるを得ない状況に自分を追い込んで、集中して勉強する方が僕に合ってると思っての大奮発です。

 

普段乗っている指定席は3列2列の合計5列シート。

グリーン車は2列2列の4列シート。

1席あたりの広さが格段に違います。

前後の距離も横幅も、指定席よりゆったり座れるように取ってありました。

 

「おお!これなら片道2時間半、みっちり勉強出来る!」

そう思った僕は、鞄から日本口腔インプラント学会出版の「口腔インプラント治療指針」という本を取り出し、膝の上に置き、やる気満々で本を広げました。

 

新大阪駅を出ると、15分ほどですぐに京都駅。

京都駅から30分ちょっとで名古屋駅・・・のはずですが・・・。

名古屋駅発着の記憶がありません。

 

京都駅を出る時に「次の名古屋駅からSKEが乗ってきたらどうしよう?!」と、勉強そっちのけで妄想したのが悪かったのか、爆睡していたようです。

本当に勉強しようと思っていたのに・・・(汗)

 

スタートからこんな調子で、本当に僕は試験に受かるのでしょうか?!(大汗)

 

ーーー続く

 

9/9 スイス製ストローマンSLActive

今日の患者様は40代の女性。

左下6番7番と、左上7番部が欠損の方でした。

 

事前に行った血液検査の結果は異常なし。

CTで確認したところ、骨幅や骨の高さを十分にありましたので、

左上7番部位には直径4.1mm長さ10mmを1本。

左下6番部には直径4.1mm長さ10mm、7番部には直径4.1mm長さ8mmをそれぞれ1本。

合計3本を埋入しました。

 

鎮静なしで、何事もなく、無事に終了致しました。

比較的スムーズなオペだったので、本当に特筆すべきことがありません。

blogの手抜きではありませんので、念の為(笑)

 

9/8 ストローマンSLActive

今日の患者様は80代の女性で、上が総義歯の方でした。

 

「入れ歯の奥の方があたって、えずく」と言うのが最初のお話でした。

えずく:吐き気。「おえー」っとなる感じ

 

「入れ歯のあたっている部分(口蓋部)をえぐり取って欲しい」と仰り、

更に「外れない入れ歯作成して欲しい」というご希望でした。

 

外れない入れ歯となると、インプラントしかないのですが

80代という年齢を考え、インプラントの埋入本数が少なくなるよう設計し

オペの負担をなるべくかけないようにしました。

 

まず、インプラントを4本埋入。

そこにドルダーバーを装着するオーバーデンチャータイプを考えました。

(オーバーデンチャーのための リジッドな連結装置)

 

CTを確認すると、左右とも上顎洞底までは2mmほどしかなく、

前歯部も2mmほどしか厚みがない状態でした。

 

が、CTをよくよく見てみると、3番4番部には何とか直径3.3mm長さ8mmが埋入出来そうな骨がありました。

シンプラントでシュミレーションし、サージガイドを発注。

 

で、今日のオペを迎えた訳です。

 

事前の血液検査や血圧等に、特に問題のある方ではなかったのですが、

80代という年齢のことを考え、静脈内鎮静をすることにしました。

 

歯科で用いる静脈内鎮静は、医科のオペで用いる全身麻酔とは異なります。

全身麻酔は完全に眠ってしまっている状態で、人工呼吸が必要です。

静脈内鎮静は高ぶった気持ちを落ち着かせる程度の軽い睡眠状態です。

鎮静の薬剤の効き方には個人差があり、治療の全てが分かる人もいれば

どんな治療だったのか、一切記憶にない人もいます。

ただ、こちらからの呼びかけには反応出来る程度の意識はあります。

そうでないと、治療中に口を閉じられてしまっては困りますからね。

 

患者様をドルミカムで鎮静し、サージガイドを使い、

ストローマンSLActiveを4本埋入しました。

オペ自体は非常にスムーズで、何事もなく無事に終了致しました。

 

あとは4か月後、オーバーデンチャーの作成に取りかかる予定です。

 

2014.09.10

日本口腔インプラント学会認定医試験へ

ここしばらく、勉強会の報告などをブログやTWITTERやFACEBOOKでしておりましたが・・・

いよいよ本日より東京へ旅立ちます。

 

先週のオペブログも2~3症例書き忘れていますが、

それでも旅立ちます(笑)

 

木曜のケースプレゼンテーション時間(午前中)には

東京へ向かって「頑張れ~!」と念を送って下さい。

 

今週末まで東京に滞在しておりますので、院内の診察は出来ませんが、

この院長ブログは書き溜めていたやつを自動的にUPさせます(笑)

 

東京からのつぶやきが見れる方は見て下さい。

来週月曜以降には、合格しようが不合格だろうが

東京珍道中をブログにUPさせて頂きますので

お楽しみに~~~!(笑)

珍道中と書くべきだ!とスタッフに指導されました(泣)

9/3 マイティスアロー

今日の患者様は40代の男性。

左上の奥歯が残根状態だったので、4か月ほど前に抜歯した方です。

 

歯茎を剥離すると抜歯窩は綺麗で正常な状態になっていたのですが、

触った感じではとても軟らかかったので、ドリリングで直径3.5mmまで穴を開けると

骨がスカスカの状態になるような感じでした。

 

術前に確認したCT画像では、上顎洞底の垂直距離が5mm程度しかなかったので、

オステオトーム法を用い、ドリリング窩を形成することにしました。

オステオトームとは、細い器具をトンカチで叩くようなイメージです。

 

実際に追打してみると、器具が簡単に入って窩を開けることが出来ました。

 

結局、ドリルを一切使用せず、オステオトームだけでソケットリフトして

マイティスアローの直径4mm長さ8mmのインプラントを埋入。

マイティスアロー

オペ自体は無事に終了しました。

あとは、骨が作られ、インプラントとのひっつきを待つだけです。

経過を十分に観察していきたいと思います。

 

9/1 根尖病巣(2症例目)

2症例目の患者様は50代の男性。

この方も1症例目の方と同じく、他の歯科医院で根っこの治療をされていました。

上顎に残っている歯は2本のみ。

4か月ほど前に7本のインプラントを埋入してありましたので、前日に2次手術を終了してありました。

 

今日は既製のアバットメントを立てて、仮歯をセットする予定でした。

6本のアバットメントを立てて、7本目を立てたところ、インプラントがぐるぐる回ってしまいました。

1本だけオッセオインテグレーション(骨とインプラントとのくっつき)していなかったのです。

 

急きょインプラントを除去し、違う部位へ日本製マイティスアロー直径4mm長さ8mmを再埋入しました。

 

4か月前にCTで確認した時には大丈夫だと判断したのでインプラントを埋入したのですが、インプラントのオッセオインテグレーションの間、入れ歯を支えるために残しておいた歯の歯根部が、かなり大きな根尖病巣になっていました。

4か月前に見逃したとは考えにくいのですが、他の歯科医院で根っこの治療をされていた際、完全に治療が終了していなかったのか、それとも再発だったのか・・・。

どちらにしても、根尖病巣の部位にインプラントを埋入したための失敗となります。

 

患者様には理由を説明し、6本で土台を立てて仮歯を入れて、今日入れたインプラントのオッセオインテグレーションする4か月後に本印象を取り、最終的な歯をセットすることも納得して頂きました。

 

 

想定外のことで、こんなことになることもあります。

「失敗でした」で終わるのではなく、きちんと対処して、患者様に納得して頂けるよう、ちゃんと説明もさせて頂く。

そして、最後まで治療させて頂く。

それが僕のポリシーで、そういう治療することで「失敗」にならないように最大限の努力をさせて頂いております。

9/1 アストラテックosseospeedTX(1症例目)

今日の患者様は50代の男性。

他の歯科医院で根っこの治療をされていたのですが、予後が悪く

3か月前に当院で右上4番を抜歯致しました。

 

通常は、抜歯窩(抜歯をした後の傷口のこと)がふさがり、自然に骨が出来るのを半年ほど待ちます。

この患者様の場合、CTで確認したところ、骨幅や骨の高さは十分にあり、3か月しか経過していない抜歯窩の部位に骨も出来ているようでした。

 

オペを開始し、歯茎を剥離してみたところ、骨は普通の状態と言えるところまで出来ていました。

「もし、骨が完全に出来上がっていなかったら、骨補填材が必要かな?」と思っていたのですが、事前の心配が不要なくらいに骨が出来ていたんですよ。

 

骨が出来ていたおかげで補助オペも不要です。

スウェーデン製アストラテックosseospeedTXの直径4.0mm長さ9mmを1本埋入しました。

この患者様は鎮静も不要で、とてもスムーズにオペは無事に終了しました。

アストラテックosseospeedTX

50代という年齢がよかったのか、男性だったからなのか、

それとも、この患者様だったからなのか・・・

骨の出来上がり方は本当に人それぞれですが、骨が健康だということは、とても重要です。

ある程度の年齢になってきたら、骨粗しょう症などに気を付けるようにしないといけませんね。

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